当社は上場準備中で、成長期から発展期に向かう段階にあります。従業員数が100名を超え、拠点も5ヵ所に増えたことで、勤怠を一元管理する体制が必要に。そこで昨年5月に導入しました。
このシステムを選んだ理由は、複数の勤務体系を柔軟に管理できるから。当社にはネット型リユース事業をはじめ3つの事業部があり、それぞれ勤務時間や出勤日など勤務体系が異なります。また、繁忙期が異なるため、業務ごとに柔軟にシフトを組む必要があります。
そこで計9タイプにカスタマイズして、人材配置を最適化。「勤怠グリッパー」の承認機能や一覧表示機能の活用で、シフトを組みやすくなりました。
また、導入の際は社会保険労務士による初期設定サポートがあるので、勤務体系に即した適切な内容に設計できます。事前に専門家に相談しているので、労務リスクの面でも安心ですね。
導入してみて、とくに役立っているのは新任の役職者たちです。部下の労働時間を正確に把握することで生産性に対する意識が高まり、業務を的確に指示できるようになりました。
弊社は更なる継続的な成長の為にも、管理体制を整備したい時期でしたが、次の成長ステージを目指す企業にとって、非常に有効なシステムだと思います。
勤怠管理システム ホームユーザー紹介事例について
「勤怠グリッパー」導入企業が語るリスク管理と生産性向上を同時に実現した方法。
株式会社マーケットエンタープライズ
設立2006年7月
資本金/2,000万円
売上高/19億4,000万円
(2013年6月期実績)
従業員数/143名
事業内容/ネット型リユース事業、フリーマーケット事業など
http://www.marketenterprise.co.jp/
以前はタイムカードを使用していましたが、社員が30人を超えた頃から手作業の負担が重くなるように。そこで、インターフェイスが使いやすくて低コストのシステムを探し、昨年9月に導入しました。
他社のシステムの場合、カスタマイズをするたびに費用がかかります。一方、「勤怠グリッパー」は36協定の管理など、社会保険労務士のノウハウが初期設定に活かされている。1〜2年前のデータを抽出する際にもサーバーを移行せずにすむため、システム会社に依頼する必要がありません。コストパフォーマンスは高いですよ。
また、前日の残業時間が翌日にわかるので、残業時間が多かった社員に対して「今日は何時まで仕事をする予定ですか?」と声がけをしています。残業が1週間続くような社員がいた場合は、所属チームのマネージャーに連絡。チーム内で話しあって業務を分担し、特定の社員に仕事が集中しないように気をつけています。
もともと当社には企画やデザインなどクリエイティブ職が多く、業務を時間で区切ることが難しいため、労働時間を意識しにくかったんです。しかし、タイムカードと違って、システムは各社員の手元に定量的なデータが残ります。
いまでは「限られた労働時間内に最大限のパフォーマンスを出そう」という姿勢がチームに浸透しましたね。
株式会社エスプライド
設立/2005年4月
資本金/5,100万円
従業員数/60名
事業内容/総合ブランディング
http://www.marketenterprise.co.jp/
以前は当社独自のシステムを使用していましたが、サーバー上の問題でエラーが出てデータの整合性がとれず、労働時間を正確に管理できないことがありました。
この課題を解決するため、2年前の11月に導入。決め手は、システム上で残業の申請ができることでした。それまでは紙ベースで申請をしていたので、データ管理が不十分だったんです。
導入後は36協定を遵守するため、人事労務課が全従業員の残業時間を週単位と月単位で抽出。週間残業時間が協定を超えそうな従業員については所属部署のチーフマネージャーに連絡して労働時間調整してもらっています。
また、月間残業時間の多い従業員については、労務課がチーフマネージャーと本人を個別に面談。残業時間が多い理由をヒアリングしたうえで、改善策を話しあっています。
面談時には労働環境をチェックするシートに記入してもらい、あとでチーフマネージャーにフィードバック。部下の状態がわかるので、互いの意識のギャップを解消する効果も生まれていますね。
導入によって、マネージャーの意識も変わりましたよ。「部下の労働時間を把握したいので、管理者権限を付与してほしい」という要望が各部署から出たんです。この要望を受けて、現在カスタマイズを進めています。
設立/2007年3月
資本金/6億875万円
従業員数/1,266名
(2013年4月1日現在)
事業内容/保険流通のビジネス・プロセス・アウトソーシング
http://www.financial-agency.com/